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デッドプール2のmahのレビュー・感想・評価

デッドプール2(2018年製作の映画)
4.8
クソ無責任ヒーローとして華々しいデビューを飾った(?)前作から2年。待ってました。
前作見た時の浮かれ具合がレビューの点数でよくわかります。余裕で前作越えて来たのでそれに伴って前作の点数落としました。ごめん・・・。

観た人全員の口から「ファミリー映画だった」という感想を聞いてから「いやいやそんなまさか~」と観に行ったら本当にファミリー映画でした。

随所に散らばるメタ的要素も、さらっと見せられるグロテスクシーンも『デッドプール』という作品・キャラクターの中だから生きてくる。
なによりストーリーの作りが非常に丁寧で、悪ノリスレスレで完結するのではなく、しっかりと観客の心を動かし、各所にあるポイントをストーリーに乗って丁寧にきちんと回収していった。前作は割と悪ノリ感の方が強くて、はまった人とそうでない人がぱっくり別れた印象。
ストーリー自体は比較的薄いが、濃厚なアクション、ギャグパート、テーマとなる家族の表現、メッセージの差別へのアプローチが非常にバランスよくまとまっており、やられた!と頭を抱えるしかない。

また今回は魅力的なキャラクターが、ファミリー・X-FORCEとして多数参加し、画面が非常に華やかでスピード感のあるアクションがより映えた。"派手なCGシーン"も良かったですね。笑
ドミノの持つスーパーパワーはあまりにも気持ち良すぎる。幸運EXのドミノと幸運Eのウェイドの差がまた愛おしい。

今回カメオ出演が非常に豪華。エンドロールであの方たちの名前を発見して「やっぱり?!」と「え?どこ???」になりました。俺ちゃん、愛されすぎてる。


個人的な話になるが、鑑賞する前日にiTunes StoreをめぐっていたらPIC UPでSkrillexのアルバムが上がっていて「懐かしいな~しかしなんで今・・・?」と思ったらこういうことだったか。笑っちゃった。

前作からだが『デッドプール』は日本の広報がしっかりしていて一番安心できる。吹き替え声優しかり、PR然り。そういうところも含めていい作品。
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