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フォードvsフェラーリのmahのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
5.0
はい、本年のベスト映画に食い込んでくる作品が2020年開始2か月で確定いたしました。
最  高。


カーエンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)は、フォード社からル・マン 24時間耐久レースでの優勝を勝ち取るという命を受け、自分の知る中での最高のドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に声をかける。
レースを愛する男たちの物語。


全然観るつもりがなかったのですが、IMAXで鑑賞した友人からおすすめされ気になってはいたものの、既に公開から1か月が経ってしまっていたため通常スクリーンでの鑑賞でした。
見事に撃ち抜かれ、2日後にIMAXで再鑑賞。こんなに興奮すると思わなかった。最早心臓が7000rpmでございます。


ストーリーのバランスが素晴らしい。少年漫画もびっくりのバランス感覚。
友情の深まる様子、妻と夫・父と子の愛、家族の絆、クライアントとの関係性、ライバル同士のやり取り。とにかく人間同士の接点の描き方が非常にうまく、その軸がしっかりしているからこそカーレースが生きてくる。

正直カーレースメインだと思っていたので不意をつかれて見事にドハマりしました。
カーレース映画が得意でない人でも楽しめる配慮がありがたい。
ヒューマンドラマを見に来たら極上のサウンドとカメラワークで繰り広げられるカーレースが付いてきた、みたいな感じで観てもらえるといいと思いました。

カメラワークがずば抜けて素晴らしい。
「今!ここを!一番魅せたいんだ!!!」というのがひしひしと伝わってきてもうこっちはシートベルトしてしっかり掴まって「クウ~~~!!!!」と言ってることしかできないくらいに臨場感とスピード感に溢れてました。
そしてそのカメラワークを盛り立てるようなサウンド。
目でも耳でも楽しめる。五感があって良かった・・・・・・・。


クリスチャン・ベイルがま~~あのびのびやってて気持ちがいいのなんの。破天荒だけど愛のある男が似合う事!
個人的にクリスチャン・ベイルの口元が大好きなので最高でした。ずっと口がツンってなってるの良すぎる。あと「th」が抜けていく感じの喋り方たまらんですね。
マット・デイモンはもうとにかくお布団みたいだった。全部を包み込むでっかいお布団。
そしてサングラスがかっこ良すぎるので今年はフレームが飴色のサングラスを絶っっ対に買います。
ちなみに本物は3万5千円ほどでした。


車に無知で、会社同士の勢力図とかもまったく知らなかったので冒頭は本気で何言ってるのかわからなかったのにここまで楽しめてるんですよ。
最終的に車にロマンも感じました。車ってかっこいい。


もう遅いかもしれないけど絶対にIMAXで観て欲しいし、何なら一生IMAXで上映してて欲しい。
月一とかで良いから定期的にやって・・・お願いします・・・。


最高すぎてフォードvsフェラーリ仕様のネイルにしたし、IMAX帰りに4DXしたのが最高だった。
HAPPY HAPPY HAPPY 〜〜〜〜!!!!



コメントに追記します。
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