グラハム家の祖母・エレンがなくなり、家族の中で不穏な空気が流れ始める。
「トラウマホラー」と名高い本作、正直期待していたものは違って若干肩透かしを食らった。結構ポップ。
が、この作品の最も怖い所は描写力の高さだった。
葬式のシーンや事故から発覚までの時間の流れ方、家族内での会話などの細かい部分にすべて目が行き届いているアリ・アスターが一番怖い、という話だった。"すべてわかってる"と思わされる恐怖を感じる。自己紹介なのかな。
思ったよりカルト臭くて良かった。わけわかんなくて好き。
レビューが長々書ける作品ではなく、もうただただ起こっていることすべてがわけわからなくて、その根源が人間由来でもあるという事がずっと怖い。
びっくりさせてこない代わりに居心地が悪くなる、喉がつかえるようないや～なホラーでした。大好物。
最新作のミッドサマーも楽しみ。
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