このレビューはネタバレを含みます
アルコール先生の好きなこと
1914年作品、キーストン映画社
作品。
監督ジョージニコルズ。
チャップリン初期を見るシリーズ。
カルーノ一座の看板俳優から一躍破格の映画俳優になったチャップリン。
最初の映画専属俳優となった「キーストンコップ」で有名なキーストン社時代の初期。まだ監督も出来ず、キャラも定まらないチャップリンが見れます。
芸も1日にしてならずのチャーリー。
本作では、でぶちゃんこと「ロスコーアーバックル」と共演。ロスコーは、最初のアクションコメディ俳優で「ストーンフェイス」のバスターキートンとも多く共演してますね。
本作では、最初の数分のみの共演。
いつものバーが最初。
酔っ払いが最初の芸風のチャップリン。ロスコーとバーテンの出すお酒をめぐり一悶着程度。
あんまり絡んでない様子ですね。
その後はチャップリン映画では、お馴染みの大っきな大男のからみ。お酒をめぐるケンカドタバタ。
外へ出て女性ハント、乗り物追いかけ(珍しいです。チャップリンらしからぬキートンちっくなスタイル)
女性の家でのドタバタ。
酔い、ほげ出されゲップしつづけるチャップリンのやや下気味バストショットで
fin
といういつもの滅茶苦茶突然
the end
でございました。
チャーリー笑いが歯が出てますね。これも初期ならでわ。手を当てるしぐさもよくやりますけどね。後期は全然わらいません。ニカアニタアっとはしますがね。こんな歯だしてガハハなんてわらいません。こういう荒いチャップリンがみれます。
物語も画質も悪いですが、必見はロスコーとの共演もそうですが、トイレに行くと黒人が靴を磨いていたり、黒人お手伝いがいたりの、差別バリバリシーンがありましたね。これもチャップリン監督作には、絶対無いかなあ?こんな描写いれるのね。
黒人がチップを求めると張り倒してました(笑)
トイレの西部劇風開けるとすぐ閉まる扉と喧嘩するギャグを披露(笑)これも「モダンタイムス」のティナティナ前のウェイターの場面でもギャグが進化されつかわれていますね。
モダンタイムスでは、チャップリンが扉を蹴って同僚同志が運んでる物をこぼし喧嘩になるギャグになってます。
若手の頃のギャグを長編まで発展させてるチャップリンも努力の人でもあります。
NHK BS放送のチャップリン放送DVD化作品視聴にていま書いた。
活弁の永井「ナミヘイ」一郎さんが愉快