2017.7.20 フラムで鑑賞。
自分はソフィアコッポラの映画は何が良いのか理解できない。
今回、「白い肌の異常な夜」のリメイクに挑戦ということで、彼女の監督作品が好きではないが公平な目で見るように努めた。
まずキャストを極力少なめにした以外は展開はほぼ同じである。上映時間もその分、短くなったようだけどとてつもなく退屈な映画であった。
女の性が描かれてない。女の監督ならばそういうのは得意なはずでは?否、ソフィアコッポラの映画は上っ面だけで何もない。綺麗な女優を並べてまるでお人形ゴッコでもするように遊んでるのかと思うくらい酷い。
キャストも彼女の好みって感じで上に書いた綺麗な女優たち、でもニコール・キッドマンが年増女の侘しい性を醸し出しているか?まるでダメ。キルスティンダンストは男を知らないウブな女教師に見えないし、エレファニングは男をたぶらかすビッチにしては子供っぽい。
上記の女優を使って「白い肌の異常な夜」をパロディしてるつもりなのか。
唯一、試みとして当時の電気のない時代の暗さで撮影されているのは面白いものの、それってキューブリックが「バリーリンド」でやって失敗したやつじゃん。
夜のシーンでは役者の細かい表情がほぼ見えなかった。
本当に何がしたかったんだろ?
こんな映画は日本ではDVDスルーでいいよ。でも豪華キャストだから劇場公開されるんだろうな。