Kevin

ロスト・バケーションのKevinのレビュー・感想・評価

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)
4.0
サーフィンを得意とするナンシー(ブレイク・ライブリー)は母親との思い出のビーチに訪れていた。
充分サーフィンを楽しんだ彼女だが、日没前に最後の波乗りをするため再び沖を目指す。
しかし波がなかなか来ず待っていると、突然姿を表した巨大なホオジロザメに襲われてしまう。
命からがら岩礁にたどり着いたナンシー。
タイムリミットは満潮で岩礁が沈むまで。孤立無援の状況の中、1人の女性と1匹のサメの戦いが幕を開ける...。

お、おお面白いんだな!
ワンシチュエーションで繰り広げる正統派良質サメ作品!

B級映画との相性がいいサメちゃん。
お決まりの馬鹿どもが馬鹿騒ぎをしてサメちゃんに制裁を受ける。自業自得。
確かにそれも楽しい。
だが本作は決して馬鹿なことをしたわけでもなく、自業自得でもない!
1人の女性が思い出のビーチに来て、ただサーフィンを楽しんでいただけなのにサメちゃんに襲われる!
だから観ていてめちゃくちゃ可哀想だった。

もう最初から最後まで気が抜けません!
舞台はとてつもなく美しい場所なのに、いつ奴が来るかわからないから味わえたもんじゃない!
いい意味で鑑賞後疲れた!

そして感心したのがサメちゃんのリアルさ!CG感は全くないです!動きから質感まで全てリアル!その分余計恐かった!
尺も90分ないくらいでコンパクトに収まってて観やすい!
映像も丁寧に撮られていてポイント高いです!撮影するの相当大変そう。
全てにおいて作品の質がいい!ここまでしっかり作られたサメ映画久々に観ました!
その理由は監督ジャウム・コレット=セラにあるでしょう!(名前最近覚えました)
ホラーからアクション、サスペンスと様々な作品を見事に撮りあげる彼はもっと名が知られていいと思います!才能ある方だ!

ブレイク・ライブリーの美しさも必見!男性諸君にはご褒美です!笑
本作で僕は小麦色に輝く女性の良さに気づけました。
彼女のウェットスーツになりたかったのはここだけの話。ごめんなさい。
いっそのことレイノルズになりたい。一石二鳥。
Kevin

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