インド映画にすっかりはまっている筆者。先日インド映画を見に行った時に、インディアンムービーウィーク2022を知りまして。時間があったところで、さらに紹介文を読んでおもしろそうだと思ったので、映画館へと行ってきました。
２０１６年インドで公開された映画、と言うことですが、シナリオは今もって十分響く内容でした。
女性が結婚すると家庭で支えないといけない、それは無理、仕事をメインに考える彼女。反対に母親を見て育ち、自分は外で働くよりも家庭を守ることをしてみたい彼。日本でも今でこそあると言えばある話と思いますが、インドでは日本よりも「男は外で仕事、女は家で家事」という意識がかんり強いようだな、と思いながら見ていました。
彼女は仕事で大成するも、彼はそれがおもしろくない。でも彼が話題になって世に知られると彼女も嫉妬してしまう、と。映画の中でも男女の性差の話でなく、「外で働くもの、家で働くもの差」としている点が確かにそうだな、と思いました。
家事や育児を女性任せにして「スーパーウーマン」と呼ぶのでなく、共に一人の人間としての人生を考える、そう思える内容で大変おもしろかったです。
また、よくあるマサラムービーでダンス多め、というところではなく、しっかりとストーリーと主人公達のキャラクターで魅せる演出はよかったと思います。
今こそ日本でもしっかり見ておいた方がよい映画の一本だと思いました。
