ぬーたん

最後の追跡のぬーたんのレビュー・感想・評価

最後の追跡(2016年製作の映画)
3.2
フィルマは勿論それ以外のサイトでも評価が高く、遅まきながら期待して観たよ。テキサスレンジャー主役の映画でNetflixというのは最近観た『テキサス・レンジャーズ』と同じ。アメリカ人が好きそうな題材だもんね。テキサスも俳優は良かったものの今一つだったが、今作は更に私はハマらず…。バディもの好きだし年齢いってる渋いのは益々好みなんだけど、どちらも雰囲気と景色と俳優が良いのにストーリーがついていってない感じ。ファンの方、すみませぬ🙏
先ずテキサスレンジャー側はジェフ・ブリッジス。定年間近のレンジャーは口が悪い。というか人種差別主義者かよ?と思ったけど、テキサスレンジャー自体が元々は白人だけで構成されていて、黒人やヒスパニックなど入って来たのは新しいという歴史を考えると、古参レンジャーは面白くないのかもね。さてジェフジイ、年取ったねぇ~5年前だから65歳位のはずだけど70歳過ぎに見えたな。白髪とヨレヨレした歩き方のせいかな?『恋のゆくえ~』『ビッグ・リボウスキ』辺りはよく観たが、そして最近また良く観るが、その間が全く作品の記憶ないのは何故かなあ?
相棒はインディアンとメキシコの血を引いていてジェフジイにクソみそに言われ腹を立てる。ホント、侵略したのはオメエの方だぜ~と言いたくなったわ。この役を演じたギル・バーミンガム、ジェフと年があまり変わらん。若く見えるね。
銀行強盗側、こちらは兄弟で、弟がクリス・パイン。台湾パイン、美味しいよね~最近食べ過ぎてちょっと飽きたけど。クリパイはヒーローや善人役が多いから、こういう役は珍しいのでは?とはいえ兄貴のワルでちっとも悪く見えず、何なら本当は善人じゃないのとさえ思っちゃう。爽やかイケメンは得だわね。俳優的には損だけど。
そのワルの兄貴にベン・フォスター。正直、彼のお陰でこの映画が光ったね。ちょっとイッチャッテルゥ~ような目とギャンブルの時の表情はもう危険人物そのもの。でも弟思い。だいたいワルに限って家族思いなのよ。結局は寂しがり屋だしね。愛してるのセリフがカッコええ!
始まりからして何だかお洒落だし、これは好きかもっていう予感が走ったものの、とにかく人物描写(背景と感情と関係と過去と)がもったいぶってるのかなかなか分かり辛くて、感情移入しにくかった。あとはどちらのコンビの主役もどーしよーもない。テキサス側はインディアン馬鹿にする嫌味なオッサンだし、定年して大人しくせいって思っちゃう。かたや強盗側は小狡い弟が単細胞の兄貴をホイホイと乗せて主犯にしてるって感じで、1人でやれよ~と思っちゃう。そしてそのそれぞれの相棒が、多分こうなるのでは?という予想通りに展開して、つまらない。まあ西部劇だからね、それはそれでいいのかもしれんけど、ドンパチ少な目なんだし、ひとひねりあっても良いのでは?
ネタバレになるから書かないけど、ラスト近くの色々、んなアホな!っていうことが!どんだけ間抜けな警察よ。目撃者ナンボも居るのにその目ん玉は節穴かーい?上手く行き過ぎで、更にカッコつけた幕切れが、何だか納得いかないのさ。ラストカットは草か?男性好みの映画かも。
良かったシーンは山の上のジェフジイの込み上げた嗚咽、さすがにあのシーンはグッと来た。そしてそれを隠すかのように被るハット。渋っ!
ラストの家のシーンでの足先にハット。汚っ!
足先にハット!帽子は被るだけじゃない。そんなことにハットした。ハットしてグッド!by俊ちゃん。
※おやつはセブン購入の揚げせん堂・なつかしソース味。ホントに懐かしい!昭和の駄菓子みたい。カルピスソーダと。健康に悪そう!
※夕飯は、肉じゃが。肉は豚バラ肉。牛はもったいないし北海道は豚肉が多し。時鮭の塩焼き。大根と帆立のマヨサラ。帆立は缶詰。汁はマヨに混ぜて。和食が落ち着くお年頃!
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