1930年代のハリウッドとNYを舞台にしたラブストーリー。煌びやかな衣装にスウィングジャズ、「ロマンティックコメディ」と呼ぶに相応しい、いかにもウディ・アレンな作品だった。
クリステン・スチュワート、こんなに綺麗だったっけ？ と思うほど、この作品では魅力的だった。素朴な雰囲気とゴージャスな衣装、どっちも似合う。
ブレイク・ライヴリーはいつもながらグラマラスで笑顔がキュート。綺麗な女子好きファッション好きは、この二人を観るだけでも見応えアリ。
ウディ・アレン作品、監督が自己投影させた年の差カップルに正直辟易…が、今作はむしろ、ジェシー・アイゼンバーグ演じる若い主人公に自己投影させているのかな？ 男の未練を描くラスト、なかなか良かった。
そして主人公の恋敵の叔父を演じるスティーヴ・カレル、最後の最後までスティーヴ・カレルと気づかなかった…
知ってから見直してもスティーヴ・カレルに見えない。コメディ俳優のイメージだったけど（怪盗グルーの中の人だし）凄まじいカメレオンっぷり。スティーヴ・カレルのコメディじゃない作品、もっと観たくなった。
忘れられない恋がある人は共感必至、そうじゃない人も音楽や衣装にうっとりできる洒落た作品です。
