このレビューはネタバレを含みます
なんという地味な映画だったんでしょう!
良心の呵責に苛まれての行動だとしても危険すぎでしょう。患者が事件の目撃者みたいな点から、守秘義務があるとしても友人や知人の協力は得られなかったのでしょうか?
結末も何ともドラマ性に欠けてる点からもリアルな変死事件て、案外、こんな感じななのかも知れませんね。
地味ながら、移民問題、警察の事件に対する意気込みの無さ、小さな診療所を取り巻く諸問題や、患者の事情(虚偽の診断書作成の以来するチンピラ風カップルや家庭問題を抱える人々)、無縁仏等の社会問題をさらりと描く手法には、関心しました。決して日本も他人事ではないですね😓
老婦人の患者の手を取り、診察室に優しく向かうラストシーンに、静かながらに優しく強いヒロインを表していて、印象的でした。