Maki

LOGAN ローガンのMakiのネタバレレビュー・内容・結末

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます



LOGAN/ローガン…。
LOGAN/ローガン 好かったです。
 
X-MENはずっとテレビサイズで観てきた中途半端なファン。シリーズ通してキャラクタ多いわ敵味方入れ替わるわ時代も行ったり来たりだわ歴史改変によるタイムライン(世界線)乗り換えもされるわ…えーアレがアイツでアイツがアレでじゃああなたはだあれ?状態に陥っていたところ。
でもなにか見届けないとならない気がして初めて劇場に。
 
今作もこんがらがった絲の一本でしょうけれど。
 
治癒力も戦闘力も衰えて満身創痍ぼろぼろずたぼろローガン。
こないだ観た【X-MEN アポカリプス】で頭髪抜けたばかりなのにもう要介護なチャールズ・エグゼビア。
凶悪で鮮烈で愛らしいX-23=ローラ。

主要人物も少なく焦点を絞られたことで彼や彼女らがなにを想い望んでなにを悔い望めないのか咀嚼できたし 各々の能力(R指定の残虐さも説得力じゅうぶんに)も激しくわかりやすく堪能できた。
 
 ※余談※ 4DXではチャールズ発動中の数分間ずーっと椅子ドガガガガガって揺れまくりでこっちも痙攣しそうで
 
数十年もの腐れ縁で父と子のようなチャールズとローガンも たった10日ほどのあいだに父と娘となったローガンとローラも肉体の形では絆を断たれてしまう。
涙をぬぐい黙って歩き出すローラ。少女が受け継いだものは遺伝子や超越能力よりももっと濃い…X-MENである前に人としての…血や魂のよう。果たして救いなのか呪いなのかわからない。わからないまま黙って歩いてゆく少女を見送るしかない。
 
 ・
 
ダフネ・キーン。末恐ろしい女優さん連れてきますね。たしかスタント役少女も可愛いので今後に期待大。
そしてヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワート。長らくお疲れ様でした。

好きな映画でも繰り返して観たくなる映画と
初回の余韻を噛み締めてゆきたい映画がある。
【LOGAN/ローガン】は私にとって後者だろう。
 
X-MENシリーズを最初からおさらいしてから もう一度【LOGAN/ローガン】の世界に戻りたい。
Maki

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