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バイバイマンのRのネタバレレビュー・内容・結末

バイバイマン(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

自宅で友人1人と。

2017年のホラー。

監督は「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」のステイシー・タイトル。

あらすじ

エリオット(ダグラス・スミス「底なしの世界」)、サシャ(クレシダ・ボナス)、ジョン(ルシエン・ラヴィスカウント)の3人は都会から遠く離れた土地にある屋敷に引っ越してくる。しかし、屋敷にあるナイトテーブルに書かれた「バイバイマン」という落書きを目にしたことから、3人とその名前を聞いた人のもとで次々と奇妙な現象が起こる。

Netflixにて。

確かシネマトゥデイの記事を見た時に初登場1位になった時にその「バイバイマン」というパワーワードに惹かれて、ずっと気になっていて、此度ようやく鑑賞。

なるほど、決してつまらないわけではない…けどフィルマークスの低評価も納得の作品でした。

発想自体は良いと思う。

「バイバイマン」という存在の名前を聞くと、その名前を聞いた人物はかならず死ぬという点はJホラー的でそれだけで恐ろしいし、何より発端となる落書きを発見した際の「考えるな、言うな」という文字が延々と書かれたナイトテーブルの「タブー感」とか冒頭の銃乱射シーンのヤバイ感じとか掴みとしては、あの「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンが絶賛したというのも納得。

ただ、肝心のバイバイマンがイマイチ怖さに欠けるんだよなぁ。出てくる時の大きい音で驚きはするんだけど、意外とつぶらな瞳といい、もうちょいルック的に薄気味悪さを感じられる見た目だと良かったかもなぁ。

あと、この見た目どっかで既視感があるなぁと思ってたんだけど、友だちが言ってて、あぁなるほどなぁと思ったのが、これハリー・ポッターのヴォルデモート卿じゃん!!

あちらも「名前を言ってはいけないあの人」と呼ばれていたし、見た目の極端に白いスキンヘッド具合といい、つぶらな瞳感といい、クリソツ!!

もう、そう言われると出てくるとヴォルデモートにしか見えないよ!!

せっかく、あの異物演技に定評のあるダグ・ジョーンズ(「フィフス・パッセンジャー」)を引っ張り込んできただけに勿体無いことしてるなぁ…。

他にも、バイバイマン自体が何かするってよりも、幻覚効果で殺しあうってのもなんかスリル感が薄れるし、以外とスプラッター描写も控えめだし、何より家借りるくらい仲良いのにそのほとんどケンカしている3人組に違和感、もう少しバイバイマンに負けない友情パワーとかなかったんかなぁ(ラブはあったけど)。

なんか次作への伏線も含めて終わったなぁと思ったらパート2の製作も進んでいるらしいんだけど、うーん観ないかなぁ。

まだ観てない人は「ヴォルデモートがもし魔法もハリー・ポッターもいない現実世界に現れたら」って設定で観たら、違う楽しみ方もできる!…かもしれない。
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