しょうちゃん

ハクソー・リッジのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.2
2017年63本目の劇場鑑賞。

激烈を極めた沖縄戦の知られざる実話を映画化した衝撃の戦争ドラマ。

武器を持つことを拒否しながらも、
地獄の戦場で75人もの命を救い、
終戦後、
良心的兵役拒否者としてはアメリカ史上初めての名誉勲章を授与された実在の衛生兵デズモンド・ドスの不屈の人生を、
臨場感あふれる迫力の戦闘シーンとともに描き出す。

待ってました!
メル・ギブソンおよそ10年ぶりの監督作品。
ハクソー・リッジとは沖縄の前田高地の断崖を指します。
これは宗教色のある戦争映画だと思いました。
戦場シーンはリアルに描かれており、
リアルであるほど戦争がどれだけ残酷なのか思えます。
ハクソー・リッジでの壮絶な戦いの中、
ドスは武器を持たずに、
傷ついた兵士たちにモルヒネを打ち、
点滴を打ち、
血を止めるためにロープで足を縛り、
包帯とガーゼで応急措置を施す。
ハクソー・リッジから退去命令に逆らって、
ドスは一人とどまり、
戦場に散らばった兵士の命を拾い続ける姿に胸を打たれます。
これまでのよくある戦争映画とは違い、
衛生兵に焦点をあてた映画は珍しいと思います。
日本軍の司令官の割腹自決のシーンがあるのは必要?
最後の本人のインタビューは泣けます。
しょうちゃん

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