大人気SFシリーズ、「スター・ウォーズ」のスピンオフ作品。
惑星コレリアのレディ・プロキシマに下で働かされているハンとキーラは脱走を図るが、キーラのみ捕われてしまう。
なすすべなくコレリアを出発したハンは宇宙一のパイロットとなり、キーラを助け出すことを目指すが、、、的なお話。
スター・ウォーズの中でも屈指の人気キャラ、ハン・ソロの前半生を描いています。
「ソロ」の名の由来、チューバッカとの出会い、師匠ようなベケット、ランド・カルリジアンとの出会いと賭け、ミレニアム・ファルコンとケッセルラン12パーセクなど、シリーズ本編ではチラッとだけでてきたエピソードの詳細が明らかにされます。
グイグイと惹きつけられて目が離せなくなるテンポの良さも素晴らしい。
スピーディだけどわかりやすい脚本は「帝国の逆襲」や「ジェダイの帰還」のローレンス・カスダン。
時にコミカルな部分を見せるハン・ソロの物語であるので、笑いもきっちり取りに来ます。ランドとの掛け合いで炸裂する定番のセリフ、良いですね。
ラストも十分に良いのですが、続編が気になっちゃいますね。このまま、何にもなしは辛いなぁ。
「最後のジェダイ」からですが、本作もまたダース・ヴェイダーというキャラから完全に卒業しているのも良いですね。
キャストも申し分ないです。
主演のオールデン・エアエンライク、ヒロイン役でエミリア・クラーク、二人ともサマになってます。
師匠役のウディ・ハレルソンはさすがの名演。この人、やっぱ上手いです。
ワーウィック・デイヴィスが今回も出演。
ま、この人しかできない役ですしね。
監督はロン・ハワード。
「ダヴィンチ・コード」みたいなハズレ作はとことん面白くない人ですが、今回は当たりでした。
人気キャラゆえに厳し目の評価も多い作品ですが、十二分に堪能できました。
傑作だと思いますがいかがでしょう。