手紙は憶えているのmakiのレビュー・感想・評価

妻を亡くし認知症を患った老人ゼヴ・"グッドマン"が手紙を頼りに進む復讐劇。人の記憶というのは曖昧で、妻が亡くなったことを何度も忘れるように、忘れていることの方が重要というか真実というか、そういうものなのかもしれない。
ヨボヨボした老人のゆっくりとした足取りなのにテンポよく、クリストファープラマー演じるゼヴのピアノが美しい。

それにしても、ホロコーストを題材にした映画の切り口は尽きない。