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21世紀の資本のbs3のレビュー・感想・評価

21世紀の資本(2017年製作の映画)
3.5
18世紀からの人類の歴史を、「資本」の観点から、ピケティの書籍をベースに自らの手で映像化。当時の映像と名作映画にキャッチーな音楽を組み合わせ、拡大する経済格差と解消方法を分かり易く印象的な作品となっている。ほとんどの人にとって希望のない世の中だが、コロナ禍機に浮上しているベーシックインカムを含めた新しい予言の書を見てみたいものだ。
18世紀以降、二度の世界大戦と世界恐慌の時期を除き、一握りの人間が富の大半を持ち、相続によって広がり続ける格差。格差を緩和させる手段とは…?
ニュース映像や名作映画を有効的に使用し、ピケティ本人と多くの経済学者やジャーナリストなどが出演し、映画的な映像効果と音楽がそれを引き立てる。冷静に考えれば絶望しかない内容であるが、それでも良質なエンタメとなっている。
こんな時期だからこそ、色々と考えるためにも観ておきたい作品。
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