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ワンダー 君は太陽のみかんのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.2
遺伝子疾患で、人とは異なる顔で生まれてきた少年オギー。27回の顔の手術のため自宅学習を続けてきたが、両親は息子を外の世界へ送り出そうと決意。5年生で入学した学校で、家族の愛を勇気に変えながら、いじめに立ち向かっていくヒューマンドラマ。

オギーが学校での苦難を乗り越えていく愛情成長ストーリー、と単純に思っていたらだいぶ違いました。

『つらいことがあったら楽しいことを想像する。』

『心は人の未来を示す地図、顔は人の過去を示す地図』。

色々心に響く言葉が序盤から出てきて早々にホロリとさせてくれますが、家族やクラスメートなど主要登場人物がそれぞれ丁寧に描かれていて、オギー自身の成長も心揺さぶられますが、家族やお友達にも深く感動しました。

特にお姉ちゃんは盲点でした。

オギーだけじゃなくて、みんなそれぞれの人生の問題にぶつかりながら悩んで闘っている。

みんな悩みながら人生を歩んでるのが"普通"なんだから、オギーも"普通"で、家族も友達もみんな"普通"。

『顔じゃなくて行動が人の魅力をつくる。』

『相手のことを知りたかったら、よく見ること。』

みんなそれぞれに闘っている者同士。
お互いを尊重し、労いあうという思いやりのあり方を教えてくれる、愛情に包まれた素敵な作品でした。


★両親が持つ特別な遺伝子の関係で、人とは異なる顔で生まれてきた主人公のオギー。

27回の顔の手術のため、学校には通わず自宅で学習を続けてきた。

しかし、両親は息子を外の世界へ送り出そうと決意。小学5年生で入学した学校で、オギーは痛々しい傷跡が残る顔のせいから、いじめや裏切りなど初めての困難に出会い、、。
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