カイル

ワンダー 君は太陽のカイルのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.2
私は親なので自然とこの映画を親目線で観ていました。
「顔ニモマケズ」という本を読んだことがあるのですが、その中でこの映画と同じトリーチャコリンズ症候群の石田祐貴さんという方のインタビューがありました。その方に限らないのですが、そこにあった見た目に何らかの障害を持った方々のインタビューを見る限り健常者よりよほど前向きでポジティブだったりするので何がそうさせるのだろうと考えてみると共通して言えるのは親の接し方がかなり影響しているということ。乙武さんも同じことを言っていましたが、石田さんのお母さんが初めて我が子を見たとき発した言葉が「可愛い」だったのです。こんな顔で産んでしまってごめんねという感情はなかったようです。つくづく親の力量というか人間力試されるんだな~子どもってどうしたって親の影響受けるんですよね。あのいじめっ子もそうなわけで。でも子どもは親を選べない。でもオギ―のような子や様々な人と出会って成長し変わることができる。そんな希望や子育てのヒントなんかもたくさん詰まっていました。そして障害を持って生まれた子とその兄弟姉妹の問題もクローズアップされていたのはとても良かったと思います。実際に結構悩ましい問題のようです。これから親になる人には特に見ていただきたいなあなんて思いました。
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