何がよくて、
何が間違ってるのか…
この映画は、
あなたの中にある"正しさ"を
見えなくする…。
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"実写"というレンズで
物語を捉えた事で
原作のメッセージが伝わりやすく
原作知ってる人でも胸に刺さる…。
何よりこだわってるのが「食事シーン」
ヒトしか食べれないグール視点により
普通の料理も不味そうに映してあって,
ヒトの食べ物が食べれないグールの苦しみが
ちゃんと表現されている。
「いただきます」と合掌するように
グールがヒトの遺体に向かって合掌し
黙祷を捧げるシーンに私は衝撃が走った…。
ヒト食いのグールが命を食い繋ぐために
ヒトを「いただく」
それは命に感謝する事でもあり、
食べられる側に敬意を払った作法でもある。
命を食べる事の"重さ"を痛感させられたし、
"傷付ける事を恐れてちゃ
生き抜くことはできない"ってのも
深く胸に刺さった…。
私的に『東京喰種』は、
バトル物っぽい絵柄のアニメよりも、
重いドラマが得意な実写邦画のほうが
一番合ってると思う(←舞台版も同じく)
役者陣も原作キャラにうまく化けており,
なかでも蒼井優はエロいっ!
窪田の頬に付いた血をペロペロ舐める場面は
背筋がゾクリとしながらも興奮したし、
窪田も負けずに男友達の顔をペロペロしてたし
大泉洋は大泉洋じゃなかった!(←わかるかな?笑)
まるで声優本人が喋ってるような完コピ具合で
最近ノッてきてる大泉洋に拍手っ!☆
驚くのがシリーズ物ではないのに
ほとんどの観客が席を立たず
スタッフロールを見続けていたこと。
アートがとても素晴らしかったから。
身の毛もよだつ血の液体が、
とても美しく見えたり、
綺麗な花に見えたものが、
こちらを見つめるグールの目だったり…
物の見方を逆転させる絵が
一つ一つ胸に刺さり、
主題歌の歌詞と共に洗い清められ、
照明が点いた頃には心も浄化された…(*´-`)
なかなかクオリティ高い作品なので
是非とも続編を作ってくださいな!
もし作ってくれればBlu-ray買いますよっ!
(いや、作らなくても買う)