ずん

シュガー・ラッシュ:オンラインのずんのレビュー・感想・評価

3.7
"夢と可能性を秘めたインターネットの世界"

前作よりスケールアップして、インターネットの媒体が盛りだくさんで楽しめました!

前作のシュガーラッシュの世界観はそのままにヴェネロペとラルフがゲームの世界からインターネットの世界に繰り出すのですが、Wi-Fiを通るシーンはなるほど〜!
他にも検索候補とかページに移動する乗り物とか、オークションとか全てにおいて表現が粋でした!目に見えないものを見事に表現出来るところはさすがディズニーです!

ネットの世界ではebayやamazonやTwitterなど知っているコンテンツが沢山あってテンション上がること間違いなしですが、今作は前作より断然大人向けのテイストです。でも可愛いディズニープリンセス達も登場させたりとバランス配分もちゃんと考えられていると思いました。
プリンセス達のレアな部屋着姿なんかも見れちゃいます!

動画配信のYouTubeならぬBeeTubeで資金を集めるところなんかがとても現代っぽいし、インターネットの良いところだけではなく、ネットに潜む陰の部分も垣間見せていて素晴らしかった。

今回声優さんが気になって吹き替えで鑑賞したのですが、安定の山寺宏一さんを筆頭に、特にシャンクの声優を務めた菜々緒ちゃんが予想以上に良かったです。歌のシーンもあったけれど違和感無く素敵な歌声を披露していました!
HIKAKINは「ブンブンハローBeeチューバチ」?しか認識出来なかった。ストームトルーパーはHIKAKINっぽさが無かったです。

唯一残念だったのは、物語の要となるヴェネロペとラルフの友情の描き方です。

シュガーラッシュというヴェネロペが主役のゲームのハンドルを求め、ヴェネロペの為にラルフはインターネットの世界に繰り出したのに、ヴェネロペがインターネットの世界に魅了されアッサリと目的を放棄してしまう所がラルフが可愛そうに思えてしまいました。親友であるはずの2人のお互いに対する温度差をちょっと感じてしまいました。
ラスト、ウイルスのやっつけ方もちょっぴりイマイチ。

でも全体を通して、フォロワーさんが仰るように、「レディー・プレイヤー1」の様に一度に沢山のコンテンツとキャラクターが集結するボリュームのある内容で私はとても楽しめました!

p.s.
そう言う私も既に今年の目標放棄しております。
今作実は先週末に観たのですが結局レビューは今になってしまいました。
ダメな自分に喝を下さい。
ずん

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