大人を怨む子供を導き操り、その大人を3日後に殺すという“こどもつかい”。
ひょんなことからその標的となってしまった尚美達が、その元凶を辿っていく。
『呪怨』の監督で、滝沢秀明主演ホラー映画。
ホラー、ミステリー、ファンタジー、笑いが絶妙に組み合わさった、正に新感覚の作品。
思ったより怖く無く普通の物語として楽しめました。
良かったところは虐待された子供たちのことが描かれてて社会批判的側面があったところが良かった。
ヒロインの女性にも暗い虐待された過去があり、サーカスの外人にも隠された一面があり、人物造形が思ったよりも作りこまれてるなと感じた。
しかし、率直に怖がらせて欲しい!と思って観に行ったわりには、きちんと物語をしていて、ちょっと求めていたのと違ったなあと思った。
今日的なテーマを孕んでいるものの、肝心要の、観る者をどう怖がらせるかという点で、極めて、平凡な演出に終始。
というか、最後の山場で、ストーリーがもたもたし過ぎで、これはハッキリいって監督の責任以外の何物でもない。
主人公達の巻き込まれ方も、やや無理がある。
ストーリーもかなり強引で、ツッコミどころも多い。
タッキーも襲おうとしてるんだけど別に怖くはない。
悪い人にも見えない。
衣装を着たタッキーを見た瞬間、ヴァンパイヤハンターDか?と思いました。
ただ子供が白目の向いて襲ってくるシーンだけは正直逃げたくなります。
ホラーが苦手でも見れると思いますが、ホラー映画好きな人には物足りないかもしれません...。