桃色

探偵ホン・ギルドン 消えた村の桃色のレビュー・感想・評価

4.2
いつも面白いレビューをあげるフォロワーさんが絶賛していて、とっての気になってた作品。

「ホン・ギルトン」という名前は韓国、北朝鮮の人で知らない人はいないというほど一般的なヒーローだとか。
日本で言うところの「桃太郎」のような存在。
『また慣用表現で『ホン・ギルトンのように』というと『神出鬼没』という意味となる
(芸能人がゲリラライヴを行うと『ホン・ギルトン・ライヴ』と表現される事もある)』(Wikipediaより)

この映画ではダークなヒーロー探偵ホン・ギルトンをあの好感度N0.1のイ・ジェフンさんが演じております。
彼は「シグナル」や「建築史概論」の他、今ゾロゾロと面白いドラマに出演されていますけど…なぜかこんな名作(個人評)があまりにも知れ渡らないことが本当に不思議。
SFとまではいかないけれど、古き時代を演出するCGなどは独特でそして美しいんです。
ビジュアルで魅せて、アクションでぶっ飛ばし お決まり子役で涙させる… はい、いつもながらの全部盛りの傑作だと感じました!
なんで、本当にこんなに見ている人が少ないのかしら?

財閥令嬢にこれまた大好きなコ・アラさん。名前を覚えるのが難しい韓国俳優さんの中でもダントツ覚えやすいお名前です。コアラちゃんと呼びたい可愛らしさのある女優さん。
彼女が秘密諜報組織ならぬ探偵集団を牛耳っておりました。

もうこの世界観はご覧にならなければきっと解らないと思いますけど、ちょこっとご紹介。
平原のぽつんと一軒家にお爺ちゃんと二人の孫娘が住んでいます。子供は7歳と10歳くらいですね。
どうやらこの貧乏で弱っちいお爺ちゃんは過去に何かを起こしたらしい… 誘拐されてしまいます。
幼い二人がそこに訪れたホン・ギルトンにまとわりつき、彼のミッションにことごとくちょっかい出してくるんですけどね…
そんな3人が繰り広げる謎解きの物語です。
いやぁ、ほんとこの少女2人が素晴らしい女優さんで、本当に演技?ってくらいにやらかしてくれるんですね。
上のお姉ちゃんは、お爺ちゃんの言いつけを守り妹を守ります。
妹はお爺ちゃんが心配でとにかく精一杯に頑張ります。

どこに仕掛けがあったのか、話がデカすぎてイメージ湧かないとかいろいろな?も残るかもしれない。
だけど最初のきっかけをくれたフォロワーさんのレビューにあるようの今後10作品くらいシリーズ化して欲しいという願望の残る素晴らしいヒーローでした!

とにかくレトロな世界観となんとなく褐色がかったようなフィルムで一味違った映画となっております!
面白かった!

追記:
ここに登場する探偵ホン・ギルトンは『神出鬼没』なところから名付けられたのではないかと思われるこの作品で生まれたヒーローです…
へたっぴなレビューで誤解させちゃいましね… 反省!
1950年代の匂いの中で活躍しております。
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