inazuma

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのinazumaのレビュー・感想・評価

4.5
何だこの猛烈な後味の悪さは!?
この後味悪さ、『ミスト』越え確定です。
インパクトあるタイトルとポスターに惹かれて鑑賞したら痛い目にあいました。

ため息連発💨、不快極まりないクライマックスまでノンストップで物語は進行していきます。
終盤、ベッドの上で嫁さんが夫にある提案をするシーンが忘れられません。とても恐ろしい。何て惨いことを…と思いつつも同時に一理あるとも思ってしまう…
なんだこの感じ…

😱な内容はとにかく、、静かで、そして不穏かつ不気味な雰囲気と不安を掻き立てる音楽が素晴らしく、スクリーンに食い入るように見てました。
ゾッとする描写の連続。主人公を取り巻く悲劇、それがどのようにして起こるのか何の説明もないところがまた怖い。もはやホラー。

あと役者も素晴らしい。死を悟りきった表情が凄まじいです。大御所から初見の若手まで良い顔が揃ってます。大御所といえば、バットガール🦇が出てたのは若干テンション上がりました。

ヨルゴス・ランティモス…
またえげつない映画監督を知ってしまいました。大注目ですね。
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