YellTao

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのYellTaoのレビュー・感想・評価

4.0
頭の中で警告ブザーが鳴っている。

ヨルゴス・ランティモス監督の作品がどうも苦手。テーマや描く世界観、そのメタファーは確実にタイプのはずなのに。
なぜ苦手意識があるのか…
それを言葉に出来ず、ずーーっとモヤモヤしてたけど、本作で分かった気がする。

彼らはある意味で純真なんだ。
大抵、人が一線を越える時や悪事を働く時には、無秩序や混乱や葛藤、多少の罪悪感や優越感を察知できて、第三者として賛同はせずとも推量はできる。
ランティモス監督の描く世界に登場する人物の考えや行動には、正当性がありそこに疑いの余地はなく、厳粛だ。
それが怖くて堪らない…
YellTao

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