原作未読。
何とゆーか、辛気臭い居酒屋で、女友達の不毛かつどーでもいい恋愛話を延々と聞かされたような気分に。
一生に一度の恋と言えば聞こえはいいけど、優柔不断な弱い男と女のグダグダな恋愛話である。
登場人物の誰にも共感出来ずに、途中で飽きてくるも、唯一異彩を放ったのが坂口健太郎である。
先生への報われない恋心に苦悩する主人公を、大らかな優しさで癒すイケメンを演じているのだが、
コイツがストーリーが進むにつれ、爽やかイケメンキャラから次第に禍々しいキャラに変貌していくのが素晴らしい。
恋はかくも人を愚かにしてしまうのか。
ラストに向かっての、近年稀なベタベタなベタすぎる展開にある意味衝撃を受けた。