Diablo(原題)の作品情報・感想・評価

「Diablo(原題)」に投稿された感想・評価

シズヲ

シズヲの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あの“名無しの男”イーストウッドのせがれが主役の西部劇なんて見たいに決まってんだよなあ。「ならず者達に妻を拐われた元北軍兵士が救出の旅に駆り出す」というあらすじは平凡だけど、主人公の過去や本性が暴かれていく中で物語は次第にスリラーへと傾いていく。何処と無く物寂しいムードが続いた果てにスコット・イーストウッドが『悪魔』として君臨する終盤は印象深い。家屋の中に忍び込む姿は完全に殺人鬼めいていたし、容赦なく叩き伏せるような結末も結構好き。ウォルトン・ゴギンズの存在感も印象的。

奇を衒った作風は面白いけど、そこに辿り着くまでがちょいとパワー不足。演出は良くも悪くも平凡で物足りないし、終盤に関しても主人公をもっと禍々しく見せて欲しかったと思う。主人公の「南北戦争で殺戮を重ねた」「弟を事故で殺した」「見知らぬ女性を妻と思い込み続ける」といった諸々のパーソナリティも噛み合っているようで微妙に噛み合い切れてない感じが否めない。惜しい部分が多いけど、超自然的でサイコな西部劇という方向性自体は好き。
オープニング暗闇の中燃え盛る家からウィンチェスター銃を連射するスコット・イーストウッド‼️
痛めつけられ嫁を拉致して逃げるメキシコ人の一団へ向けての怒りの銃弾。しかしひとつも命中することなく逃げられてしまいます(ФωФ)
さあ、嫁を取り返すべく追跡開始‼️
アクションも楽しめる普通のウエスタンになるのかと思いました。
自分は英語は全くダメなんでストーリーは全然わかりませんでした(笑)
感じとしてはジキルとハイドのウエスタン版かなって印象でした。
ウォルトン・ゴギンズ演じるハイド側?が不気味でした。そのハイドの目線のような俯瞰でとらえられた雄大な自然の風景がとても素敵でした。
銃は同一人物なので二人とも、デカい重いスコフィールドを軽々とカッコよく使っていて痺れました。排莢や弾込めシーンも見せてくれて良かったです(* ゚∀゚)

エンディングはモロにマカロニぽく、音楽もエンニオ・モリコーネぽい男性コーラス入りでニヤニヤさせて頂きました。

斜め後ろからとらえられたスコットの風貌は父親にそっくりすぎ‼️