2021年 44本目
予備知識なく鑑賞。
残酷な作品。だなと。
主演のリズ・アーメッドの演技がとても素晴らしく
主人公がどういうキャラクターで、だからこう行動するのだ
という事を彼の演技で納得させていく感じ。
ここでは「難聴」を例えとしているが、自分にも何時さしたる理由も
なく体の一部が不自由になったら？
その状態を理解して受け止める事が出来るのか？
と考えさせられる。
彼女との関係や結末もよくある話しだが
彼女しかいないと思っていた彼には
受け入れてくれる場所を捨ててまで取った選択なのに、残酷だ。
彼といると身体を掻いてしまう彼女。という表現で関係性を表す演出を上手いと感じながらも、辛いよね…
聴覚のインプラント手術がある事も初めて知ったし。
その結果の残酷さ。
最後の静寂。
彼はこれからどうしていくのだろう…
トレーラーの中の細々した美術が素敵でした。
コミュニティのリーダーの方の表情も良かった。
