るる

マグダラのマリアのるるのネタバレレビュー・内容・結末

マグダラのマリア(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤で寝てしまって、起きたら2時間くらいか、経過していて、

海辺にボロをまとった人々が群がり、キリストに救いを求め、盲目が治って喜んだりしていて、え、もう終盤、クライマックスじゃないの? 処刑の前に、キリストの救世シーンが再び繰り返されている、回想なのか、死の間際の白昼夢なのか、デジャブ、群衆の中にかつての自分自身らしき自分とよく似た顔を見つけるルーニー・マーラ、海水に沈められて浮かび上がる人々、洗礼によって生まれ変わる人々、もうじきに処刑されるであろうキリスト、めちゃくちゃ不穏でめちゃくちゃ美しくて、なにこれめちゃくちゃ面白いな、と思ったところで、

知らぬまにDVDがリピート再生されていて、始まって30分くらいのシーンがただ流れているだけだと気が付いた。再見する気力がなくて、レンタル期限が迫っていたこともあって、そのまま返却してしまったのだけれど、改めて挑戦したい。

でも、再見したところで、あの瞬間、なにこれ、すごく面白いな!!と感じた、あの瞬間的な感動を超えない気もしている。

映画は体験だし出会いだし一期一会だし、だから面白いんだよなと思っている、スコアは付けられないけど、最高の鑑賞体験だった。


2019.2.17.
予想外に早く再見。metoo 時代、女性のためのキリスト教、マグダラのマリアについての語り直しだと思ったけれど、その理屈だと女が赦さなきゃならんものが多すぎるだろ、と思っちゃった。しかし、私はキリスト教徒じゃないけど、男性のためのキリスト教映画がなんだかんだ公開されてるなかで、今作が劇場公開されなかったのは残念かも。
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