ゾンビ映画は数あれど、これはまたかなり限定された状況を描いた作品だった。面白いし、父と娘の話を中心に、周りの人間模様が良く描けている。
でも、ソヨンちゃん最初は男の子に見えたのだが、話が進むにつれて可愛いらしく見えてくる。
“ゾンビ”ではないのね。他の作品でも“ウォーカー”とか“ゾキュン”とか、ゾンビではないけど、これでは特に呼び名は無かったような。最初はデモとか暴徒、或いは冒頭のシーンから察するに何らかの感染が広がってるようで、まさか死人が襲って来るとは考えられないからだろう。
追い込まれた状況の中、人間って色々だよなぁっていうのはジャンル映画のよくある手法だが、本作は人間劇とゾンビパニックのバランスが良く、また会話のやり取りが上手い。こういうのは日本映画にあまりないけど、韓国映画でできるのになぁ。
一緒に観てた娘がうるさくてかなわなかった。
