面白い。前評判高くてハードル上がってましたけど余裕で越えていく面白さ…
ゾンビというよりは感染者なんでしょうがその感染力、身体能力ともに超ハードモード。時速300キロの列車のスピード感と感染者のイヤーな俊敏さ、逃げ惑う乗客たちの姿に心拍数上がってしまいました。
走り続けるストーリーの中で、これだけしっかり人物描写を入れられるなんて素晴らしいですよ。
ゾンビものって、極限状態の中での人間ドラマもまた核になる部分だと思うのですがここまでキッチリ描ける作品は多くないと思う。
椅子を譲る、イヤホンを取る、トイレのドア越しに猫撫声を出す…
ちょっとした仕草や行動に人柄を感じる。これまでの彼らの人生に思いを馳せてしまって全員何とか助かって欲しいと願わずには居られない～こうなるとハードモードの絶望感がキッツイ！！
飛びかかるわ降ってくるわのゾンビの大洪水、いつもならガッツポーズが出るのに…勘弁してくれぇ、って思いましたね。
すっかり乗客気分。だから誰のどの行動も否定できなくて。
"自分のため"“自分の愛する人のため”動機はどうあれ、誰かを犠牲にすることを選んでしまう思考停止のおそろしさ
誰一人失わないために、人間性を失わないために自ら行動する勇気
よくある対比なのですが胸に響くものがあります…できれば後者でありたいです。自信なんてないですが。
ところでマ・ドンソクの圧倒的ハートフルな強面感に骨抜きです。出演作チェックしなければ。
このところ韓国映画が続いていて…観たい映画が膨れ上がるから韓国映画は避けていたのにもう止められないー😂１日が３６時間くらいあればいいのに…
平成最後の映画はコレでした。
