ぬーたん

ゴールド/金塊の行方のぬーたんのレビュー・感想・評価

ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)
3.5
マシュー・マコノヒーが頭の毛をむしりハゲ散らかし大幅増量のお腹ポッコリにして役作り。
デ・ニーロ式ですね。デ・ニーロは実在の人物に似せ醜くしたけど、マコノヒーのこの不細工なキャラにした意味が分からない。
別に普通通りで良かったんじゃない?
『ダラス・バイヤーズ・クラブ』の痩せっぷりを観た後では、全く驚かない、太るのは簡単だし(ドカ食いすりゃいい経験上)毛を抜くのも大したことなさそう(すぐに生えるさ)
タプタプ裸の後ろ姿なんぞ『マジック・マイク』で、お札を突っ込まれていたあのキュートなお尻と同じ人とは思えない。
やっぱりいつものマコノヒーちゃんが良いです…。

お話は実話ベースだが、内容はかなり脚色されたもの。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の金鉱版と言う感じ。
そういえばあちらにもマコノヒー出てたね。
どん底から一攫千金の夢が成功、有頂天の豪遊、転落で無一文。
という図式はよくある話で、酒やパーティーのドンちゃん騒ぎの描き方もお馴染みハリウッドスタイル。
ところが、それが一巡で終わらず、まだまだ先が在る所が凄い。
次から次へとジェットコースターのような展開に飽きることはないが、糠喜びさせられて精神的に疲れて来るわ。

相棒マイケル役はエドガー・ラミレスというベネズエラ出身の方。
いかにも冒険家という風貌でなかなか渋い。
ウェルスを支える気丈なケイ役はブライス・ダラス・ハワード。
あのロン・ハワード監督の娘さん。可愛いがスタイルはイマイチ。
投資会社のブライアン役はコリー・ストール。
この方、スキンヘッドで長身のスラリとしたハンサム。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の役と似ていて、こういう役にピッタリ。すっかりファンになった。

金額や規模も大きく凄い話のはずが、スケールの大きさを感じれなかったのが残念。
マコノヒーちゃんのファンなので、彼の大袈裟な手振りやプヨプヨの身体を見るだけでも観る価値があった(^^;
ラストは何となく予想通り。
伏線の回収、待っていたもんね。
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