しゅん

進めオリンピックのしゅんのレビュー・感想・評価

進めオリンピック(1932年製作の映画)
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90度での出会い頭、ホコリを抱き合うようにはたき合う。
主人公の「ブラシのセールスマン」という設定に、アメリカにおけるセールスマンの地位の高さを思う。

私がこの映画が好きなのは、群像性によるものだと思う。アメリカの喜劇映画は主人公を中心に動くが、この映画はあらゆる中心がある。独裁と筋肉自慢の国王と裏切る気マンマンの家来たち、誘惑する女、足の速すぎる執事。群像でドタバタやっているところに、本作の開放性はある。
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