しゅん

キートンの蒸気船/キートンの船長のしゅんのレビュー・感想・評価

-
前半は、軟弱な息子と粗野な父親、貧しい船乗りと金持ちの船乗り、不器用な少年と愛らしい少女という対比の組み合わせによって笑いを誘う喜劇。水に落ちる運動が中心。敵対の解消で終わるかと予想させるし、実際に最後はそのような展開でもあうのだが、後半の暴風雨の導入は突然すぎて驚く。あらゆる家屋が崩れ、船もボロボロになる。元の設定をすべて崩すほどの天候の暴力で「えー!!」と唖然。キートンの船の階層を軽々とジャンプしていき、最上階からあっという間に律動的に戻るアクションが強く残る。
しゅん

しゅん