超常現象の専門家・エリーズの下に仕事の依頼が入る。
昔、彼女が暮らしていた家で起こる不可解な現象について相談され、エリーズは依頼を引き受けるが…。
『ソウ』シリーズのリー・ワネル脚本によるホラーサスペンス第4弾。
日本劇場未公開のシリーズ最新作ですが、シリーズの時系列としては、3→コレ→1→2の順で、最後は1に繋がって終わります。
この作品群で良いところは、全ての作品に繫がりをもたせているところでしょう。
通して数回観ると新たな発見や考察が出来て、より楽しむことができます。
今回も霊能お婆ちゃんのエリーズと相棒のタッカー&スペックが活躍します。
主人公のエリーゼ・レイニア役のリン・シェイ(御年75歳)の頑張りに拍手です。
また、エリーズの弟の娘役の2人、スペンサー・ロックとケイトリン・ジェラードがなかなかの美人で、本編のダークな作品に光を与える。
今回は、霊媒師エリーズが幼少期を過ごした家の除霊に行き過去のトラウマ+霊と対峙するお話。
この映画では、エリーズが幼少期、その能力を授かったが為に父親にDVを受けるという悲しい出来事から描いている。
アメリカでも評判になった拉致監禁事件が背景にあるのかな。
こういう犯罪は古くからあるのだろうか?
恐ろしい国だ。
本作品もやはり「家族」が深く関わっています。
過去3作と比べて人間ドラマが豊富となっており少し感動する場面も。
更にはファンタジー色も若干強まったような。
相変わらず悪魔のビジュアルがゾンビと出来損ないのプレデターみたいな感じでチープ。
赤い悪魔や修道女悪魔に比べると、SF感漂うみてくれなのでちょっとガッカリ。
だが良い緊張感があって、でもホロっと泣けて、エリーズのピースが埋まった感じです。
そして最後にはストーリーが見事に繋がりました。
こんな話をよく考えるなぁと、怖いよりもそっちのほうに関心度が高まり、ひたすらワクワクしていました。
今回、エリーズの弟とその娘姉妹が登場しますが、その娘の1人がタッカー&スペックと組めば、今後の新シリーズが期待出来るかも知れませんね。
ちなみに、エリーズの弟クリスチャンは、エリーズよりも老けて見える。