Masato

BLEACHのMasatoのレビュー・感想・評価

BLEACH(2018年製作の映画)
2.9

フリーパス2本目

原作未読。兄貴が漫画とDSのゲームを持っていたので、「卍解」とこんな奴いたな程度の知識。

佐藤信介監督、「アイアムヒーロー」の時はかなり面白かったのに、本作は正直微妙だった。世界観や設定などの説明は知らない人に向けて必要ではある。仕方がないことではあるが、説明口調などが違和感。漫画の実写化にありがちなのだが、原作から端折ったなという箇所がわかるくらいに、ダイジェスト感あるいは心情描写の不足などが目立った。これも仕方ないことなのだが、「仕方がない」と言われないように工夫をして欲しかったところ。その点では、「ちはやふる」は完璧だった。

VFXやアクションに関しては「亜人」などには及ばないが、よく出来ていたと思う。黒崎一護の大ぶりな剣戟より、阿散井恋次の剣戟の方が取り扱いやすい刀で手数が多くてスピーディで楽しかった。ただやはり、アクションシーンが少ない。ホロウとの戦いをもっと見たかった。

明らかに全体的に尺不足から見られるぎこちなさだった。素人なので偉そうに言えないが、もっと工夫して違和感なく2時間に収めてほしいところ。

キャストに関して、福士蒼汰は良かった。早乙女太一も良かった。ただ、杉咲花が見た目そのままで違和感。ルキアに似せて欲しかった。朽木白哉役の雅は微妙。締まりが無い。アンブロークンの時の渡辺軍曹役は鬼気迫る演技で素晴らしかったのに。演技指導がちゃんとしてなかったのかな。
髪の毛ツンツンの氷のやつと豪鬼みたいな顔のやつはもっと話が進んでからなのかな。


主観的評価 30点
客観的評価 29点
59点
Masato

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