ハタケ

君の名前で僕を呼んでのハタケのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

イタリアのステキな街並みと、自然あふれる夏の風景。この映像美だけでも観る価値あり。

音楽はピアノがメインで良い。映画館で観てよかったな。

エリオの理解あるご両親が温かい。
特に最後の父親の話が素晴らしかった。エリオにとってどれだけ頼りになったことだろう、そして聴いているこちらにとっても有難い話だった。さすが教授(笑)

夏の鮮やかな思い出とは対照的な、冬の雪景色と暖炉の音が切なすぎる。こんな切ないエンドロール初めて観た。

事あるごとに「ティモシーシャラメ美しい」と言ってきたが、この作品においては「可愛い」が勝っている。
それにつけても演技力が凄まじい。17歳という若さゆえの勢いとか、未熟さとか、いろいろ我慢できない感じとか、悩んじゃう感じとか、少し危うい感じとか、本当にリアルだった。エンドロールの演技なんて圧巻。

にしても鼻血を出したり嘔吐したり、人間の体は忙しいもんだ。

短パンが短すぎるな、とか、短パンに靴下がダサいな、とか思って見ていたけど、2019年頃こういうファッションが流行っていたみたいですよ。今は知らないけど。

自然に囲まれた大きな別荘は羨ましいが、虫(ハエ?)は気になった。

こんなに自由な夏休みを過ごしてみたい。日本人は勤勉すぎる。やはり働き方改革だ。

素晴らしい作品だったので原作を読んでみたくなったし続編も期待するが、逆にもったいない気もする。原作読まなくてもいいし、続編もなきゃないでいいや。そのくらい素敵な映画。
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