ほーりー

レザボア・ドッグスのほーりーのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.8
スティーヴ・ブシェミ格好いいなぁ。小悪党なんだけどちょっとスマートさがあって、「ワンピース」のサンジのモデルになったのも頷ける(「ファーゴ」からは全然想像つかないけど)。

タランティーノの出世作となった1990年代を代表する犯罪映画。

宝石強盗を企てたギャングたち。早速、宝石店を襲撃するが、そこには警官隊が待ち構えていた。銃撃戦の末、約束の待ち合わせ場所にほうぼうの体で戻るのだが……。

上記のストーリー、普通の犯罪映画ではクライマックスでじっくりと描かれる部分だが、本作は序盤で登場人物たちのセリフだけで説明されている。タランティーノ、初っ端から変化球を投げてくれる。

さて何故警官隊が既に現場にいたのか?もしかして仲間の中に警察のイヌがいるのでは?と生き残った仲間は疑心暗鬼に陥る。

“ブロンド”というコードネームのメンバーを演じたマイケル・マドソンがエラく怖くて、眉一つ変えずに人質を拷問するシーン(しかもかかっている音楽にノリノリで)なんか思わず目を背けてしまった。

なおギャング団の元締めを演じるローレンス・ティアニーは、1940年代から活躍するギャング映画スター。この頃はまだまだこういうハリウッド黄金期の役者さんが活躍していたんだよねぇ。

■映画DATA==========================
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
製作:ローレンス・ベンダー
音楽:カリン・ラクトマン
撮影:アンジェイ・セクラ
公開:1992年10月23日(米)/1993年4月24日(日)
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