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レザボア・ドッグスのGentaramoneのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.6
もう何度見たかわからないが、いつ見ても面白い。タランティーノ作品はストーリーや構成もいいけど、やっぱりセリフが魅力的!

残虐で暴力的な内容の映画だけど、登場人物のユーモアやラジオDJ、BGMといったコミカルな要素のおかげで何故かおしゃれに見えてしまう。タランティーノ映画常連のハーヴェイカイテルも素敵だが、ティムロスの目で演じる感じがよかった。

初めて見た時は、登場人物の中でやたら印象に残っていたのは、サイコパスな残忍さがひときわ目立つミスターブロンドだったが、今回はミスターピンクの誰に対しても論破しまくろうとする姿勢がなんか面白くて印象的だった。

タランティーノ映画でわりと好きなのが、レストランやコーヒーショップでのやりとり。この作品でもまずコーヒーショップでのチップ払う払わない問題から始まり、これから大金を手に入れようと企むギャングが、そんな小銭のことで揉めるのねというバカバカしさと、そこで垣間見える登場人物それぞれの性格。言葉の一つひとつが気になって夢中になれるシーンだ。

とにかく20年以上経ってもほとんど覚えている数々のセリフや登場人物の仕草。タランティーノの演出はすごいなと改めて感じました🕶️
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