PANDADA

君の膵臓をたべたいのPANDADAのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
5.0
原作は住野よるの小説で未読です。

高校教師の志賀春樹は図取り壊される校内図書館の蔵書の整理を、図書委員達と行うことになる。そこは志賀が在学生だった時に蔵書の分類仕分けを行なった場所。その時、短い間ながらも同じ図書委員だった山内咲良の事を志賀は思い出さずにはいられなかった、、、的なお話。

ショッキングなタイトルにとても優しい気持ちが込められています。

ともすればむず痒くなりそうな青春モノですが、綺麗にまとめられた構成と見事な伏線の回収、現在と高校時代を織り交ぜた上手な構成によってストーリーに引き込まれて行きました。

脚本は「アオハライド」などの脚本も手がけた吉田智子で、この辺はさすが。

最後には涙してしまいました。

キャストは特に高校時代を演じる浜辺美波、北村匠海、大友花恋が非常に丁寧で上手。
今後の活躍に期待しています。

私のようなオッさんに、こういう青春を送りたかったなぁ(笑)、と思わせてくれる名作。
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