かつてヘザーは“ブレアの魔女”をテーマにしたドキュメンタリー映画製作のため、ブラックヒルズの森を訪れたまま消息を絶った。
それから20年後、弟のジェームズはネットで姉らしき人物の映像を見つけ…。
1999年に公開され、記録的な大ヒットとなった低予算ホラー映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の、実に17年ぶりの続編。
というか、前作とほぼ同じストーリィを、ヘッドセットカメラやドローン等の最新技術を駆使したPOV映像で再現した、リブート作品である。
前作では、ヘザーとその仲間たちが、「ブレア・ウィッチ」をテーマにしたドキュメンタリーを撮るため、禁断の森に行き、行方不明になるが、本作では、そのヘザーの弟であるジェームズが、姉のヘザーを捜すため、仲間たちと、再び森に入り、様々な怪異現象に遭遇するという物語。
正直前回とあまり代わり映えしないだろうと期待していなかったのだけど面白かった。
というか、ハッキリ言って怖い。
独特の臨場感というか、変な演出が無いリアル感というか。
音と暗闇って原始的に怖いですね。
前作はよく分からない内に終わっちゃった感じがあったけど、本作は明らかにパワーアップしてる。
低予算映画だった前回から、ああ、こういうことがやりたかったのかというのが窺われる。
ずっと夜のままのとこが「グレイブエンカウンターズ」みたい。
ただ、同じことの繰り返しで終わってしまいました。
モヤモヤは前作と一緒。
先の展開が見たかったのですが、そのあたりは拍子抜けしました。
しかしながら低予算とはいえ、ストーリー的に、見せてくれる作品ではありました。
二作目がイマイチだったからと言って途中で放り投げず、三部作として完結させたことを褒めてあげたいと思います。
妙なクリーチャーがチラチラするのはご愛嬌。
何か手足の長い人がチラッと見えたけどアレが魔女??