アテネ発ワシントン行きの旅客機がテロリストによってハイジャックされた。
機内にガス兵器が持ち込まれている事を憂慮した国防省は、
特殊部隊を空中から機に潜入させる作戦を取るが、
予期せぬトラブルが隊員たちを窮地に立たせる事になった……。
公開当時は、
“カート・ラッセル”目当てで鑑賞。
無敵の男“スティーヴン・セガール”が出演しているので、
また一人でテロリストを倒すのかと思いきや、
前半であっさりと退場してくれる展開は驚いた。
“沈黙のステルス”状態だった。
この展開で評価が一気に上がる。
指揮官を失った事で機内でのテロリストとの攻防は緊張感がでる。
特殊部隊チーム、
テロリスト、
乗員乗客、
政府側がそれぞれ描かれる中、
特殊部隊の孤軍奮闘ではなく、
CA(非戦闘員)演じるハリー・ベリーを含めた全員の協力というのが面白い。
CAと言えば公開当時はスチュワーデスと呼んでいたけど、
気がつけばCAと呼ぶようになってる。
スチュワーデスって言いにくかったのでCAの方がいい。
舞台が飛行機の機内なんで、
派手なアクションがあるわけないが、
息もつけないほどの緊張感。
ハラハラドキドキで目が離せない。
上映時間が132分というのをまったく感じさせることなく一気に観れるのもいい。