さろ

女神の見えざる手のさろのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.0
ちょっと前に観た「ゴーン・ガール」が大変良く、昂る気持ちを昇華しきれずに彷徨っていたところ、ヒロインの個性に着目してゴーン・ガールと本作を並べて紹介している記事を発見し、鑑賞にいたる。

主人公のエリザベスがとにかく魅力的。

目的を果たすためには大切なものすら担保に入れ、ありとあらゆる手段を講じ、時には反道徳的な行為にも手を染める。自分自身の能力、立場、行いが社会にどう受け取られるかについて自覚的であり、リスクを飲み込んで自分の足で立っている。

どこか達観していて、勝利や成功も他人事のように見つめている。フェアで理性的で、冷酷でイカれているようでいて真っ当な人物だった。

展開はきっちりハマりすぎて少し陳腐な感じもしたけど、総じておもしろかった!ハキハキと畳み掛けるような英語を聴いていたら英語学習のモチベーションもアップした笑
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