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ジェーン・ドウの解剖のinazumaのレビュー・感想・評価

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
4.2
身元不明の色白美女の死体を解剖するとエラいことに。『スイス・アーミー・マン』もびっくりのドタバタ死体映画。

監督は大傑作POV『トロール・ハンター』を手掛けたアンドレ・ウーヴレダル。恐怖演出の手腕が光っていました。本当に上手いと思います。『トロール・ハンター』のときはトロールを"はっきり"と映し、そのデカさと気持ち悪さで恐怖を引き出していました。そして今回のジェーンドゥでは打って変わって"はっきり映さない"、Jホラー的な演出が多くみられましたが、これがまた超怖い!器用ですね~。次回も是非ホラー映画を撮ってほしいものです。

怖いだけでなく、熱い🔥
先日観た良作『サンクタム』を思い出させる父と息子の見事な親子愛がたまらん。最初はニヤニヤしながら死体を"仕事道具"のように扱っていたこの親子が、実際に誰かの"死"の瞬間を目の当たりにすることで人間性が露になっていくのも素晴らしい。
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