このレビューはネタバレを含みます
月食の夜の奇妙な物語。
ホームパーティー中に来たメール・着信を互いに晒し合うという末恐ろしいゲームに興じる中で、次々と暴かれるそれぞれの本音と裏の顔。
映画の終わらせ方が大変秀逸でした。
地獄の狂宴から帰路につくメンバー達。外は月食の解けた満月。辻褄の合わない会話が展開され視聴者は困惑するも、あのゲームが綺麗さっぱり無かったことになっていることにふと気付く。あれは月食現象が作り出した幻だったのか?
あまりに破茶滅茶な会話劇から我々は非現実を見せつけられている気になりますが、冷静に考えればこんなゲームをリアルで開催すればそこら中で同じ地獄が生まれることは必至です。
整形外科医が言った言葉が全てでしょう。
携帯電話は持ち主のすべてを反映したブラックボックス、冗談でもおもちゃみたいに扱ってはいけない。