おとなの事情のネタバレレビュー・内容・結末

おとなの事情2016年製作の映画)

Perfect Strangers/Perfetti sconosciuti

上映日:2017年03月18日

製作国:

上映時間:96分

3.7

あらすじ

「今では携帯はプライベートの詰まったブラックボックス。ゲームをしない?食事中、かかってきた電話、メッセージをみんなオープンにするのよ」。友人夫婦7人が集う夕食の場で、エヴァはいきなりそう提案した。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカーロッタ、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ。「何かやましいことがあるの?」と詰め寄る女性陣に、男性陣も渋々ポケット…

「今では携帯はプライベートの詰まったブラックボックス。ゲームをしない?食事中、かかってきた電話、メッセージをみんなオープンにするのよ」。友人夫婦7人が集う夕食の場で、エヴァはいきなりそう提案した。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカーロッタ、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ。「何かやましいことがあるの?」と詰め寄る女性陣に、男性陣も渋々ポケットを探り、テーブルには7台のスマートフォンが出揃った。メールが来たら全員の目の前で開くこと、かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すことをルールに、究極の信頼度確認ゲームが始まる――!

「おとなの事情」に投稿されたネタバレ・内容・結末

近年のイタリア映画についてはあまりいい評判を聞いていないのだけれど、この作品は特にイタリア映画である必要のない、普通によく出来た面白い会話劇だったと思う。イギリスとかアメリカでリメイクしても十分イケそう。
 ただ、話の肝になるゲイに対する反応は、明らかに英米とは異なるのだろう。保守的でマッチョな価値観の強いイタリアらしい。あと、マンマがめんどくさそうなところとかも。
 多分どこかでコッテコテのイタリアらしさを期待してもいたので、その点ちょっと物足りない気はしたが、イタリア人のユニークさより、普遍的な人間性の方が表立って感じられて新鮮だった。
 そこまで典型的イタリア人という感じではない俳優さんたちも、それぞれ個性が際立っていてよかった。ペッぺ役の一見アメリカ人みたいなオタクっぽい俳優さん、特によかった。

イタリアといえば、一般家庭でも超お洒落なお宅の内装が見どころ。この映画でも楽しませてもらった。女子高生のお部屋のキッチュな雰囲気は、万国共通なのかな。冷蔵庫にいろいろくっ付けてるのも日本と一緒だけど、ちゃんと装飾になっているところが違う。

初めの方で?会話にちらっとピンク・フロイドの話が出ててビックリ。イタリアではピンク・フロイドがやたら人気があるそうだ。面白い。

これはあくまでお話のためのお話ですよ、面白いけど、こんなこと実際にやるなんてあり得ませんよ、という意味での最後の展開ではないかと解釈した。
見事に引き込まれました!

ネタバレします

最後のオチがよく分からなかった人も多いと思うし、自分も分からなかったけど最後のシーン見返したらなんとなく分かりました!

端的に言うと、
あの現実ではケータイ見せのゲームは行われず、みんな浮気とかしてたけどバレずに楽しい食事会が終わった
というオチでした。


この映画は月食が鍵となります。

最初満月から始まり、段々光が影に隠れてきて最後には満月に戻りました。

これはこのお話の光(表)と影(裏)を指します。

おそらく月食の間のシーンは
、、もしもゲームをやっていたら、、
という話です

みんな、少なからず隠し事がありそれを隠す事で立場や環境を壊さずにやっていけるんだよ、って話かなと思いました。

でもなんかリアル過ぎましたよね!

長文になりましたが個人の感想なので間違ってたらずいません
ラストはゲームはしてないってオチ…?
相手のケータイ見て、良いことなんて
なんもないって改めて思った
仲の良い大人達がスマホに連絡来たら内容をみんなに見せるというゲームをする映画。
みなさん荒れてます
人に言えない秘密が出るわ出るわ
誰にも言えない秘密って誰しもあるよねー
たとえ本当に仲の良い人にでもっていう
ラストはまあオトナの対応ですわ
スマホなんか人に見せるものではないですね。
自然な感じのイタリア人の生活を垣間見るようで興味深かったです。

オチが意味不明とか、なかったことにするのが大人の事情?という感想もありましたが、最後のシーン、私はあれはifバージョンだと受け取りました。
(友人が帰った後、ロッコ夫婦が寝室で話すシーン。ワインをこぼして着替えたはずのロッコのシャツが汚れておらず、着替えていない。
こちらではロッコの強い反対で携帯ゲームは行われておらず、その結果ならパーティはこのように終わっていたのに...という、もうひとつの未来だったのではないでしょうか。)
月食が起こっていた間のつかの間の人生。
人の裏の顔を覗き見るようです。
どちらのバージョンが正しかったのか。幸福だったのか。
真実をあばくこと、心をさらけ出すことがそもそもよかったのか?
その答えを、見る人それぞれの心へ問いかけているように感じました。

そういえば、父親のロッコの初体験を悩む娘へのアドバイス
「その日は君の人生で忘れられない日になる。後で笑えるようなら行きなさい。確信が持てないのならやめなさい…。」と助言するシーンが秀逸。
日本人でサラッとこんなふうに言える親はいるだろうか?
親として話すのではなく、同じ大人として物事の本質は何かを伝える。
ヨーロッパの大人の文化を垣間見る思いです。

設定こそけっこう普通だと思うのですが、
それでもこうやって魅せてくれるのは、人をよく描けているから。
大人になることが年をとる、ではなく、
熟成するのだと考えるヨーロッパの大人文化らしい映画だと思います。
タイトル : 鍵付き日記帳
ー映画「おとなの事情」ー

小学生4年生の時、鍵がついた日記帳がクラスの女子の間で大ブームになった。
ブームの火付け役はたしかスミレちゃんだったか。
親に買ってもらったそれを学校に持ってきた。
日記帳はたいそうなものではなく、可愛いキャラクターが描かれた表紙のノートに小さな南京錠がついただけのものだった。
けれどスミレちゃんが持ってきたそれに、クラス中の女子の心が鷲掴みにされた。
部屋は兄弟と共有で、小さな町内が世界のすべてであった小学4年生の私たちにとって、鍵付きの日記帳は、初めての「じぶんだけの秘密」だった。

ポップなハムスターの絵が表紙の鍵付き日記帳を、私もすぐに買ってもらった。
小さくて金ピカな南京錠に、薄っぺらい鍵が(予備用なのか2つ)ついていたのを覚えている。
すごく興奮して南京錠をあけたのだが、真っ白な1ページ目と対面すると、かしこまって、何も書くことがなくなり、困ってしまった。
サッカー部のあの子のこととか、自作の小説とか、私にも女子小学生なりの秘密があったけれど、どれも鍵をつけるほどの秘密じゃないような気がした。
仕方なく、お気に入りのシールを貼ったり、日記みたいなものをつけてみたけれど、数日で飽きた。
結局、私以外のみんなも「じぶんだけの秘密」を十分に扱いきれなくて、中身を見せ合ったりして、最終的にはただのノートになっていた。

あの時の日記帳はいつのまにかどこかにいってしまい、今わたしの手の中にはスマホがある。
映画「おとなの事情」は、幼馴染の友人同士が集う夕食の場で、スマホを見せ合うというゲームを始め、それぞれの秘密が徐々に明らかになっていくというあらすじである。
縦13センチ、横7センチの、板チョコみたいに薄っぺらい機械。
これが私のすべてではないけれど、家族や友人が知らない”私”がこの中にあるのも事実だ。

恋人とごはんを食べているとき、机の上にはスマホが2つ並ぶ。
たまに彼のスマホがピロンと鳴る。
誰かがこの人を呼んでいる。
私の知らない、誰か。

大人になるにつれて秘密が増えた。
鍵をあけて中身を互いに見せ合いっこするような無邪気さは、あのノートと一緒にどこかへ失くしてしまった。
けれど、お腹に秘密を抱えながら生きている大人の私たちも、それはそれで良いかなって少し思う。
秘密の中身を共有しなくても、秘密という”人間の奥行き”を互いに認め合えたなら、私たちはこれからも一緒にいられる。 

大人には大人の事情がある。
おとななら誰でも秘密の一つや二つはある…と言うのは割と良くあるテーマかな
誰でも秘密はあるよみたいに言ってた主人公の夫には特に何も秘密がなく、娘に厳しくしてる妻は友達と不倫という皮肉
不倫相手の友達共々最低だな
おとなの秘密とか言うけど大体不倫ネタばかりなのがゲスい
イタリア産ブラックコメディ。

前半はあんまり仲良くないメンバーに食事に誘われて知らない会話を聞いてゆっくり状況を把握していく体験をもろにさせられる。

後半へ進むにつれて投下される爆弾の威力が激しくなって…と言うなれば予想通りの面白さではあるが人の不幸はやっぱり楽しい!

月が地球の影に隠れ出したとき自身の影に隠れた携帯という本性をさらけ出す彼らはほんと滑稽。w

愛情はないが罪意識で離れられないというセリフが印象的。
でもパンティーははきなさい、寒いから。
最後の夫婦の会話から、もし携帯をスピーカーでみんなの前で公開したらって、こうなっていたであろう、、、、っていう映画だと感じた。

なので結果そんなバカなゲームはしなくてよかったというオチだと思う。
劇場で見逃してしまった作品。

三谷幸喜がやりそうな密室劇だった。
よく知らない方が幸せなこともあるというけど、それを体現したような各々のアレやコレやが露呈していく様は、無関係だからこそ楽しめる。
当事者だったら心中穏やかではない人は結構いるのでは(笑)。

ラストは他の人のレビューを読んで納得。
"ゲームは無かったことにした"のかと思っていたら、"ゲームはやらなかった"のね。
もしやっていたら~・・・ということか。
それにしても、エヴァが一番タチ悪い。
友達の旦那や奥さんに手を出すのは絶対にアウトでしょー。

あと、この仲間たちとのやり取りだけではなく、好きな人とお泊まりデートについて相談する娘と父親も"おとなの事情"という感じだった。
頭ごなしに反対するのではなく、娘の気持ちと立場を尊重し判断を委ねるって、頭では分かっていてもなかなか出来ない気がするな。男親だから冷静なのかな。
父親のアドバイスは素晴らしかった!
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