どーもキューブ

退屈な日々にさようならをのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

今泉監督の今泉さんが繋がれるイン東京、福島らへん


ENBUゼミナール提供。
脚本監督今泉力哉。


ビデオ屋で手書きポップラミネートでひっそりメンチ斬りしてた本作。ジャケットレンタルしてみた。

監督は、今泉監督だった。「愛がなんだ」の。ジャケット写真のハーレム写真だけで興味がわく、同人誌かどこぞのAVか。連想は膨らむ。オデッサエンターテイメントDVDレンタルした。




前半がめちゃくちゃ良かった。後半失速しすぎて見るのが辛かった。むしろ後半はもっと遊んで欲しかったすら感じた。

前半は明らかに今泉監督の分身が出てくる。エピソードも身から出た渾身のばっきゃろーが詰まってて面白かった。今泉役の監督も良かった。

名言があって!
「出がけに言うのやめてくれる」(深く頷く)

この台詞だけで見て良かった。!

岩淵弘樹監督と松江監督を足したような監督(みための話)私の中でのリトル今泉くん。

後半の演技が微妙にずれたり、余計な動きをするあの西瓜を持った姉さん女房と誰かが濃厚な絡みをするとか、

ゆんぼうで頭をこづくとか、

後半のみなさんが前半今泉監督指示のもと、猛烈に芝居練習させて、エチュードさせて殴り合いするとか、遊んだら良かったのになあーと。

ちょっとシリアスな感傷的死のやりとり、言いあいもなんだか響いてこなかった。わからずただ静観して終わる。一人二役的な事ものみこめたが。後半が残念だった。

物語は、2つに分かれている。今泉という監督ど同名な映画監督の物語とそれにつはがる郡山に住むその友達・もと恋人達が連鎖的に繋がれていく。とある死をもとに。前半は東京パートっぽい。後半は郡山パート。だが、時制はミックスされまぜこぜに繋がっている。

前半の素晴らしい突出した良さが後半のカップルから郡山パートになると、急にぼうーとした話に。

松本まりかってなんか日本テレビの終わった番組のなんかで変な食レポしてた女性だよなあ。 

 なんか役の真意とやってる姿に乖離があり過ぎて全気入ってこなかった。笑ってる感じを匂わし損していた気がする(実際は笑ってはないのだが、)役になりきれてない感あり。むしろ警察官のコスプレした女優さんと交換したほうがとも思った。

だがラストまで見て今泉力哉のウディアレンばりの今泉さんたちだらけがドラマにでてくるよう。おそらく多分、監督の実体験からでてきている話に見えた。後半のパートもそんな感じがした。後半のパートの男の俳優さんも良かった。

今泉劇場、退屈に今泉くんがあちらこちらにのようなエンブゼミで一本のような映画だった。

前半の今泉監督がチェンソーでも持って欲しかった。いやだけど面白かった。



さて
今泉監督の今泉さんが繋がれるイン東京、福島らへん

今泉監督ファン!ぜひ!


追伸
今泉監督ファンに。頑張ってください!色々尻すぼみ絶頂だとは思いますが。最新作「街の上で」楽しみにしている。
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