ぬーたん

タリーと私の秘密の時間のぬーたんのレビュー・感想・評価

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)
3.5
シャーリーズ・セロンが体重を大幅増量して話題になっていた映画。先に『オールド・ガード』を観たからその体の違いにビックリするわ。妊婦だから太っているのかと思ったら、産後もお腹ポッコリ、ダランとだらしない体でチップスを食べている。母乳をあげてると食べても痩せるが全く痩せないのはそれ以上に食べてるのかな。その体でランニングしてる姿が何だか可哀想に見えたよ。体重増減は役者も当たり前の時代だが、女性でこれは凄いなあ。デブでもやっぱセロン姐さんはカッコいい!
セロン演じるマーロの家にナイトシッターとして来るのがタリー。演じたのはマッケンジー・デイヴィス。ブレードランナーやターミネーターの新作に出てる最近話題の女優。細くて長身。顔はあまり特徴ないかな。
マーロの夫にロン・リヴィングストン。顔を見ただけでヤッホー!となる。だってニクソンだもの。『バンド・オブ・ブラザーズ』は何回も観てニクソン大好き(もちウィンターズも)だから今作の役もニクソンと被るんよ。だからこの夫を悪くは思えず。確かにあまり育児の役には立ってないけど、ちゃんと働き子供を可愛がり、暴力もない怒鳴りもしない。まあ、そんなものでしょう。ゲームも唯一の趣味みたいだから許す(私もゲーム好きだから)
マーロの兄にマーク・ドュプラス。『パドルトン』が良かった。監督・脚本家として活躍中だけど今作は純粋に俳優のみ。この裕福な兄にマーロは全面的に頼っちゃえば良いのに。私も裕福な兄が小遣いくれて助かってる。ありがたく好意は貰ってるよ。絶対断らない笑!小さい頃いじめられたから倍返ししてもらうんだ。
育児が大変とか母親の負担が大きいとか、マイナスイメージが先行するけど、これは個人差があるし、ちょっと大げさに描き過ぎている。新しい命の誕生が幸せいっぱいであって欲しい。たとえ大変でも笑顔が欲しい。とつい思っちゃう。私自身は東京から札幌に嫁に来て誰も頼れる人は居なかったけど、2人の子育てを思い出すと、楽しかったことしか思い出せないんよ。えぇ、歳のせいか記憶喪失っぽいけどね。怪我して救急車に乗ったこととか喧嘩したことも覚えてるけど、それ以上に楽しかったから。だから、何かこういう辛い苦しい育児の描き方が悲しいなあ。
流れは途中から分って来て結果には驚きはないが、マーロがひとりで抱えて来た思いを受けとめるかのように観ていて泣けて来る。
愛する子供たちのために、人に頼ろう頼もう!それが愛情の一つの形だと思う。息子のラストのひと言に救われる。あぁ、子供って宝だ。
内容はともかくセロン姐さんの体当たり演技に脱帽だった。
※おやつは引き続き東京土産。御門屋の海老おかき。マヨラーなんでマヨをチョイ付けして。桜の香りの紅茶と。
※夕飯は、大根・昆布・豚バラ肉の煮物。焼き鮭。なめこの味噌汁。甘い卵焼き、スナップエンドウとベーコンのソテー。たまには真面目に料理するか。
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