中盤で聞き馴れないある単語 ( 私は初めて聞きました ) が出てくるのですが、私も自分では気がつかないうちに完璧を求め、周りの人を傷つけているのでは...と、ハッとさせられました。
主演、そして少女役の俳優さんの演技が素晴らしかったです。
内容は、実際に起こった事件にインスパイアされた、少女買春の話し。
その売春をしていた少女になんとかインタビューしようとあらゆる手段を試みるのですが、なかなかうまくいかない...。
その少女をめぐる、記者達の取材を中心に話しは進んでいきます。
世の男の人とはこういうものなのだ...と思わざるを得なくなってしまった少女がとったある行動に、息をのむというか息が詰まるというか、とても苦しかったです。
非常に、考えさせられました。
エンディングに向かうシーンのもどかしさがなんとも言えない。
素直になりたいけれどなれない...お互いの気持ちが痛いほどわかる素晴らしいシーンでした。
ちょっとしたことで変化してしまう、人の心の繊細さをうまくとらえた作品でした。