町のワルな二大勢力を争わせて漁夫の利取っちゃお!な食わせ者な一匹狼を、若きクリント・イーストウッドがゲキ渋に好演していらっしゃいます。この渋さでアラサーとか嘘だろ…。
悪漢に情婦にされた女性を助けて家族を他所に逃がしたりする、義侠心溢れる男、ジョン・ドゥ。
悪漢達に「コイツぁデキる男だぜ…」と語らせていますが、作中前半あまりガンをぶっ放さないので、陰でコソコソ画策してる印象が強かったんです。
ところがどっこい←
後半の対決シーン、煙幕から姿を現わした後のクリント・イーストウッドのかっこよさときたら!
立ち位置やカメラワークがいちいちクール!
思わせぶりに画面の端から端まで歩ききって、見事なポジショニングを決めてくれた時には、笑いながらうっとりするっていう新体験を味わいました(笑)。
ザ・西部劇!な古いマカロニウエスタンの世界に溶け込んでいるのに、全然古臭さを感じさせないクリント・イーストウッドの粋な姿にひたすら酔い痴れる作品です。
主役がかっこよすぎて、他の俳優陣同じ顔に見えるからね。