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blank13のmakoのレビュー・感想・評価

blank13(2017年製作の映画)
4.3
《2018#92》

齊藤工監督、LiLiCoさんのトークショー付で鑑賞。
放送作家のはしもとこうじさんの実体験を基に斎藤工さんが齋藤名義で監督をされた作品。
子供の頃に借金を残して蒸発した父。
蒸発後、母親は借金と息子達を養う為に朝は新聞配達、夜は水商売。昼間も内職したりと苦労していた。
息子達も母親を助けるために代わりに新聞配達をしたりしていた。
兄は父に良い思い出はなかったがコウジは父とキャッチボールして遊んでくれた優しい父を忘れずにいた。

子供時代のシーンは重い感じでした。
でも父の葬儀で数少ない参列者から父の思い出話をするシーンは笑い声が出るほど面白かった。
切ない物語ではあるものの、笑い所が多目で面白く楽しめました。

同じ日に隣のお寺では同じ名字の人のお葬式があって、間違えてコウジの父の方に香典を持ってくる人が何人もいて笑えました。
同じ名字なのに向こうは豪華で参列者も多く哀しんで泣いている人がいるのに、自分たちの方は参列者が少ない上にちょっと奇妙な人達に兄は嫌気をさしていた。

でも空白の時間を埋めるかのように参列者が語る父の思い出話は温かく、優しい人柄が伺えた。
母は葬儀には出なかったが一人で弔う姿が心に染みました。

母役の神野三鈴さんは、子供に接する姿が本当の母親らしくて自然に見えて上手いな〜と思いました。
高橋一生さんの子供時代を演じた大西利空君の演技も良かった。

エンドロールで流れる笹川美和さんの「家族の風景」という歌が良かった。
70分と短いけど見応えがあり、面白くて涙が溢れる良い映画でした。

SNSで写真をあげてもいいと許可が出たのでTwitterに載せてます。見たい方はこちらをどうぞ😊
@mataitu0704さんのツイート: https://twitter.com/mataitu0704/status/990453233154801664?s=09

LiLiCoさんは昨年来館された時に来年も福山に行くから、イケメンも連れて行くと約束されていて、ちゃんと約束を守って来館してくれました。 
LiLiCoさんの話、とても面白くて楽しかったです。 
工さんは素敵な笑顔で格好良かったし、質問にも真摯に答えてくれました。
LiLiCoさんは相変わらず明るくて綺麗でした✨

⚠️監督の映画秘話はコメント欄に書きます。ネタバレを含みますのでご注意ください。
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